こんにちはー。

今回も「グリフィン&ロイヤル」編をお送りしたいと思います!
サンマイシューノの広場で兄弟が出会ったのは、グリフィンの妹でありロイヤルの姉である、ポーラスター・ノーマン。ひとしきり再会を喜び合う三人ですが、ポーラスターはふいにアパートに引き返し、やはり兄弟の妹に当たるクラリッサ・ノーマンを連れてきて、引き合わせようとします。

(前回のお話は、こちらからどうぞ)

それでは、本日もまいりましょう!




カルペッパーハウスのエレベーターがのろのろと上昇するのを待つのももどかしく、バタバタと19号室にとびこんだポーラスター!のんびりと振り返って出迎えた世帯主、マダム・メルローズ・カーが尋ねます。

メルローズ「遅かったね。どこをほっつき歩いてたんだい、ポーラ」

ポーラスター「マダム、大変なんです!わたしとクラリッサの兄弟たちが見つかったの!クラリッサはまだ、起きてますか?」


メルローズ「もう休んだよ。今日は宿題が多かったから、疲れたんだろうね」

ポーラスター「起こさなきゃ」

子供部屋に突撃しようとするポーラスターを、マダム・メルローズが制します。


メルローズ「待ちな。クラリッサは起こしておくから、あんたは、あんたの兄弟とやらをうちに連れてくるんだよ。もう夜も遅いし、気温も低い。こんな時に、星空の下で再会でもないだろう」


その言葉を聞いて、ポーラスターの顔に安堵と感謝が浮かびました。

ポーラスター「ありがとうございます、マダム!大好きよ!」

ポーラスターが再び飛び出して行ったあと、子供部屋のドアが開いて……。


メルローズ「おや、クラリッサ。起きたのかい」

クラリッサ「うん、トイレ」

メルローズ「ミルクを温めてやるから、まだ寝ないで待っておいで。あんたの兄さんたちが来るそうだよ」

クラリッサ「え……!?」


という訳で、グリフィンとロイヤルが19号室に連行されてきました!
あまり人慣れしていない兄弟は、ちょっとよそよそしいというか、緊張気味です。

(ロイヤル坊っちゃんは、寒かったのかお洋服を着替えたようです)

メルローズ「よく来てくれたね。さあ入って。狭いところだけれど、ゆっくりして行くと良い」

ポーラスター「クラリッサ、おいで……?クラリッサ……!」


ポーラスター「ほら、クラリッサ。お兄ちゃんたちが来てくれたよ?」

クラリッサ「…………」

ロイヤル「クラリッサ、おれたちがわかるか?」

クラリッサ「…………。わかる」

ポーラスター「ふふ。久しぶりに会うから、びっくりしちゃったかな?」

クラリッサはふるふると首を振り、ポーラスターの袖を引っぱりました。「ん?」と腰をかがめた姉に、クラリッサはモニョモニョと耳うちしました。耳を澄まして聞いていたポーラスターの顔に笑みが浮かび、グリフィンとロイヤルに説明しました。

ポーラスター「あはは!クラリッサはね、びっくりしたんじゃなくて、久しぶりに会うのが恥ずかしいんだって。クラリッサはふたりのことが大好きだから」

クラリッサ「お姉ちゃん、言わないでよ!恥ずかしい!」

クラリッサが大慌てで叫びました。


そこに、話し声を聞いて目を覚ましたバンビが、自分でベビーベッドから降りてやってきました。(ちょっと見ない間に身体が大きくなって、髪も伸びて、おねえさんっぽくなりました!)

バンビ「……だあれ?」

クラリッサ「このシムたちは、わたしのお兄ちゃん。この子はマダム・メルローズの養女で、ダニエラ・カーっていう名前なの。でもみんな、バンビって呼ぶ。子鹿の毛並みのような髪をしてるから。とってもかわいくて、わたしの妹みたいなんだよ?マダム・メルローズはとっても親切で、わたしとお姉ちゃんを拾ってくれたんだ」


突然のお客様に楽しくなってしまったバンビが、止める間もなくインク的な(ソース的な?)何かをブン撒いてお部屋を散らかし、クラリッサが優しく諭したあとで、片付けてあげます。

(張本人のバンビは、けろっとしています)



クラリッサ「ロイヤルお兄ちゃん、ちょっと大きくなった?」

ロイヤル「は?……身長のことか?いや、変わってないけど」

クラリッサ「ふふ、今のは【大人っぽくなったね】っていう意味だよ?とっても長かった世界旅行が終わったんだね。こういう時は【お務めご苦労様でした】って言うんだって、ずっと前にお母様が言ってた!」

ロイヤル「それ、ちょっと違わないか……?」


クラリッサ「グリフィンお兄ちゃんも、前より目が優しくなった!前は時々、口に血をつけたオオカミみたいな顔してたもん。前のお兄ちゃんも好きだったけど、今のお兄ちゃんの顔のほうがもっと好き!」

グリフィン「そうか」

クラリッサ「わたしは今、学校にも通っているんだよ?お屋敷に来てくださった家庭教師の先生も優しかったよね。でも、学校もとても面白いの。わたし、この世界にあんなにたくさん子供がいる場所があるなんて、全然知らなかったんだ!」


兄弟たちの会話を背中に聞きながら、マダム・メルローズはお夜食の準備をしています。というのも、先ほどロイヤル坊っちゃんのおなかが、ぐうぅと鳴っていましたから。

穏やかな団らんは、つづきます……!



今回も、たくさんのMOD・CCのお世話になりました。
すべてのMOD・CCクリエイター様に、心より感謝しております!
Thanks to all MODS creators!

そして「タイニー・リビング」パックが楽しみです!
わくわく!

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