ガレ編・エピローグ(後編)

2020年1月13日月曜日

【プレイ日記2020】 ★ガレ編 プレシャス・トゥ・ヒロインズ ミナキ家(子)

t f B! P L
こんにちはー。

今日も今日とて眠いです……。春眠……?もう春が近いのでしょうか……?
お変わりございませんか?

今回は、「お母さんを捜していた若者」こと、ガレくん編最終回(エピローグ・後編)です!ついに見つけ出した、ガレの異父妹ストロベリー。彼女が持っていたのは、母フェリシアナの遺作となった歌の楽譜でした。楽譜が読めないというストロベリーに、ソニアは歌のレッスンをするのですが……?

(過去のストーリーの流れは「★ガレ編」のラベルからどうぞ!)

それでは、本日もまいりましょう!




ソニア姉さまの手ほどきで、母フェリシアナの歌を歌えるようになったストロベリー。
レッスン当日は遅くまで練習し、その日は灯台荘に宿泊しました。

そして翌朝、迎えに来たガレに連れられて、ストロベリーはおうち(カルデラ・キャンプ)へと帰って行ったのでした。

早速、お兄ちゃんにお歌をご披露するのかと思いきや、日中は洗濯したり家のメンテナンスをしたりと、バタバタ過ぎていき……。


夕方。
ガレのところに、もじもじと妹がやってきます。

ストロベリー「ガレ、ママの歌を聴いてくれる……?」

ガレ「うん、聴くよ。ありがとう」


そしてストロベリーはぺこりとお辞儀をし、ちょっと緊張した面持ちで歌いはじめました。

 さようなら 寂しい日々
 地下の薄闇で生まれた日には
 こんな時が来ると 思わなかった
 光と闇に愛されたから
 わたしは駆ける デルフィニウムの咲く庭を
 
 いつかすべてを失くしても
 ナイチンゲールは 夢を歌う 
 いつかすべてを失くしても
 わたしには 愛するあなたがいる

 岸辺を歩く まだ見ぬ兄弟
 長い黒髪は 幻なのか
 時の狭間に 置き去りのわたし
 いつかあなたは 来てくれるだろう
 いつかあなたは 来てくれるだろう



(ブルーノさんも、静かに聴いています)

ストロベリーの歌声はところどころ音程が外れていて、少しばかり子熊のおしゃべりのようで、上手とは言い難いものでした。けれど、ガレとブルーノさんの心を限りなく温め、一方でせつなく締めつけるために、これほどふさわしい歌はありませんでした。

ストロベリー「ママはわかってたんだよ。ガレがあたしを見つけに来てくれることを」

ガレ「うん……」

と、ガレは言いましたが、やがて首を振り「いや」と言い直しました。

ストロベリー「いや……母さんはわかってたんじゃない。祈ってたんだと思う。おれが母さんに会えると信じてたのと同じように」

ストロベリー「そのふたつは、どう違うの?」

答える代わりに、ガレは妹にほほえみかけました。


ストロベリー「あたしの歌、どうだった?あたしは歌がとても下手っぴなんだけど、ソニアお嬢様がめげずに教えてくれたんだ」

ガレ「うん、上手いよ」

そして、新しい日々は静かにはじまり……


ある日、ハンナちゃんが灯台荘の前に出てくると……?


ハンナ「ん……?あれは……」


ガレ「お嬢様、あの飛んでるの、何……?」

ソニア「うん?あれは、カツオドリだよ?」


ハンナ「はは、相変わらず仲良しだね。なんだか、ガレがうちの子になる日も遠くない気がする」

こうして……
諦めずに歩き続けたガレくんと、彼を支え続けたソニア姉さまの旅路に、穏やかなピリオドが打たれたのでした。平和な毎日が、やっとここからはじまるのです。


ガレくんの物語は、とりあえずここまで。
また次回、別のエピソードでお目にかかります!

それでは、また!



今回も、たくさんのMOD・CCのお世話になりました。
すべてのMOD・CCクリエイター様に、心より感謝しております!
Thanks to all MODS creators!

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