【欠落の姉妹編】を振り返って・その4

2023年6月30日金曜日

★グリフィンと欠落の姉妹編

t f B! P L



こんにちはー。

忘れた頃にやってくる【欠落の姉妹編を振り返って】の時間でございます。
(平伏!)

今回で四回目になるこの【振り返って】シリーズは、2023年2月まで当ブログで連載していたメインコンテンツ【欠落の姉妹編】のウラ話をメモしておこう……という、きわめて個人的なコーナーです。

あの場面を書いていた時は、プレイヤーはこんなことを考えてた。
あの場面がああいう展開になったのは、じつはこんな理由があった。

とか、そういういろんな事情(事情?)をメモしておこうという感じ。


【欠落の姉妹編】を振り返って・その1 →
【欠落の姉妹編】を振り返って・その2 →
【欠落の姉妹編】を振り返って・その3 →


さすがにこの振り返りをこんなに長く続けるつもりはなかったので、そろそろ収束に向かってみたいと思います。というワケで、本日もまいりましょう!

なぜ、サンマイシューノという舞台が用意されたのか


と申しましても、おもな振り返りは、じつは前回……「その3」の記事で終わっております。取りこぼしたウラ話はいくつかありますが、それらは非常に些末なモノで、あらためて記事にするほどのものではありません。

にもかかわらず、今回【振り返り】その4という場を設けさせて頂いたのは、欠落の姉妹編が終盤にさしかかった頃だったでしょうか、高校パックという非常に魅力的なEPが発売されたことが理由です。

その話には、のちのち繋げていくとして……

まずは【欠落の姉妹編】の序盤……グリフィンが過去を振り返るシーン・いわゆる過去編の話をしたいと思います。

その「過去の思い出の場面」は、舞台がサンマイシューノに設定されていました。物語開始から遡ること数年前のサンマイシューノで、少年グリフィンが少女イナに出会い、友情を交わし、別離するまでのエピソードが高速で展開するという、一連の場面の舞台です。

お陰様で【欠落の姉妹編】はその後も回数を重ね、完結し、そしてそれから数週間が過ぎた頃、プレイヤーが急に疑問に思ったことがありました。


あれ……?
過去編の舞台って、どうしてサンマイシューノになったんだっけ?


身もフタもない、といえば、あまりにも身もフタもない。

ですが【欠落の姉妹編】の(現在編の)舞台は「ストレンジャービルのみ」で、ほかの町はいっさい登場しません。なんで過去編だけ、とうとつにサンマイシューノだったんだっけ?

理由を思い出すのに、じつに数日かかりました。




過去編の舞台にサンマイシューノが選ばれた理由は、じつは消去法によるものでした。

じつのところ【過去編】の準備をしていた時、プレイヤーはその舞台をデル・ソル・バレーにしようと考えていました。セレブたちがスポットライトを浴び、華やかな暮らしを極める一方で、出世街道からこぼれ落ちた人々の挫折がそこここに転がる「光と影」の街。

デル・ソル・バレーこそ、スターダムを駆け上がろうと野心を燃やすイナ・ポートランドのはじまりの街にふさわしいのでは……!?




しかし、すぐ「問題」があることに気がつきました。

うちの世界の暦で【欠落の姉妹編】の物語が開始する数か月前まで、グリフィン&ロイヤル兄弟はデル・ソル・バレーに赴いたことがなかった。

という事実が、以前のお話に明記されていたのです。

誰だよ、こんな設定書いたやつ!
あ、私か。


ハッキリ言ってしまえば、その設定が登場したのは2019年の【ストレンジャービル編】でした。ロイヤル坊っちゃんがストレンジャービル編のなかで

「デル・ソル・バレー?それ、どこ……?」

みたいなセリフまで言っていたのです。

そのセリフのあと、兄弟は友だちを連れてデル・ソル・バレーに住む魔法使いを訪ねるのですが、とにかくその時点まで、兄弟はデル・ソル・バレーに行ったことがなかった。

今回の記事で話題に上げている【過去編】は、それよりさらに前……うちの世界の暦で四年前という設定なので、とうぜん過去編の時点では、兄弟はデル・ソル・バレーという街自体を知らなかったことになります。

くぅ、痛恨。
過去編の舞台に、デル・ソル・バレーはよく似合うと思ったのですが……!


しかし、プレイヤーが自分で書いた設定をわざわざひっくり返して世界をめちゃくちゃにする必要もないので、過去編の舞台には別の街を用意しなければなりません。

スターダムを夢見る家出少女が転がり込みそうな街……
世界を放浪する少年と家出少女が出会ったとしても、ふしぎがない街……




そのように考えると、私にはもう「サンマイシューノ」という文字しか思い浮かびませんでした。あのすてきな文化のるつぼ、摩天楼の足許にうずくまるダウンタウンなら、誰と誰がすれ違ってもおかしくない。グリフィンとイナが出会っても、おかしくはない!

当時(2020年)は今よりずっと発売されているパックが少なかったので(舞台となる街を決めるうえでの)選択肢が狭かった、ということにも触れなければなりません。

このようにして「過去編の舞台」には、やや消極的な理由でサンマイシューノが選ばれました。しかし、この選択は結果的にアタリでした。

今回の記事で使っているサンマイシューノの画像は(冒頭の一枚を除いて)【過去編】で実際に使用した画像です。ご覧のとおり、白く雪が積もっています。




これは私が計算して雪のショットをねらったワケではなく、のんびりタラタラ過去編を撮影してたら秋が終わって冬になってしまい、あっというまに雪が積もってしまったのです。

そして(サンマイシューノの極寒の)冬がやってきたことにより、お話内で野宿していたグリフィンが困窮し、グリフィンの妹・ポーラスターが熱を出す……という展開に必然性が与えられた。と、個人的には考えています。

サンマイシューノの雪の神さまには、感謝してもしきれません。
ビル風もそうとう厳しかったんだろうな……。
グリフィンお兄ちゃんたち(四年前)にホットココア差し入れしたい……。




長くなってしまったので、今回もやっぱり「つづく」と結びたいと思います。
すみません、あとすこしだけお付き合いください。

お読みいただき、ほんとうにありがとうございました。



Thanks to all MOD/CC creators!
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